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わせにゅーplus

2018/08/03

今、ロータリーを考える。早大生インタビュー

 

ほとんどの早大生は「ロータリー」と言われれば、高田馬場のロータリーを思い浮かべるだろう。夜になると人でごった返し、酔っ払いが大騒ぎ、ゴミは散乱し、ネズミを目撃することも。よく使う人も、遠巻きに眺める人もいるだろう。どちらにせよ、お馴染みのロータリーだ。そもそもロータリーは公共の場所であるので、早大生だけでなく他大生や社会人も集まってくる。大学のお膝元、学生の溜まり場でありながら、開かれた空間だ。そんなロータリーはなぜ愛され、時に憎まれるのだろうか。早大生にとってのロータリーとは何なのか。ロータリーを通して見た早稲田とは、そんなことを考えてみようと思う。

そこで、今回はほぼ毎日ロータリーに通っているという村田康平さん(政治経済学部2年)にお話を聞いてみた。


初めてロータリーに行ったのはいつですか?

  あんまり覚えてないですけど、一年生の前期、6月ぐらいだったと思います。サークルの集合場所でした。一年生の時はそんなに行ってないです。その時の印象は「混沌、無秩序」という感じ。そこの住人になるとは全く思ってなくて、一歩引いて見てました。まさかこんなに入り浸ることになるとは。


頻繁に行くようになったのはいつからですか?

  今年の新歓期からロータリーに行くようになりました。サークル終わって行けば誰かしらいるので、22時以降とりあえず行きます。23:30ぐらいのロータリーが一番好きなんですよね。家は西武新宿線沿いで40分ぐらいかかるので、終電の時間までいます。馬場住みだと思われてるんですけど、普段はちゃんと帰ってますよ笑


ロータリーで一夜を過ごしたことは?

しょっちゅうです、先日も……。一晩過ごす時は、たまにカラオケに移動したり、日高屋に行ったりしますが、基本的にはロータリーにいます。この前はロータリーで一晩過ごして、朝掃除して帰ったので合計で10時間ぐらいいましたね笑

 


そんなにロータリーにいたら飽きませんか?

それが飽きないんです。毎日行ってたら飽きそうなもんですが。魅力にとりつかれてるんだと思います。

 


ロータリーの何が魅力だと思いますか?

  サークルとは違ったコミュニティで、新たな出会いがあるところだと思います。僕自身もサークルで行ったりすることはあんまりないです。ロータリーでは学年、学部、サークルという枠を越えて繋がることができます。新入生もいれば4年生もいます。あと社会人や外国人もいますし。友達の友達とか、完全に初対面の人とも話します。例えばロータリーに行って一人友達を見つけたら、その人のサークル仲間たちと仲良くなったりします。

 


ロータリーって汚いじゃないですか。最近それを掃除しようっていう運動があってますよね。

はい、僕も参加しています。いろいろ意見があるみたいですが、僕は一時のノリだったとしてもゴミを集めてきれいにするのは良いことだと思います。地域の方のためにもなりますし。ちなみにあのゴミは新宿区の清掃事務所に持って行ってるんですが、そこの方にもお礼を言っていただけました。ロータリーは早大生のためのものじゃなくて、区が設置している公共の場所なので、早稲田大学の企画として持ち上げるのはどうかという意見もありますが、汚してしまっているのは事実だし、ゴミを拾うということは咎められるべきことではないと思うので。

 


早稲田生にとって、汚さも含めて馬場のロータリーという認識が少なからずあると思いますが、それについてはどうですか?

そういうイメージはあります。でもやっぱりそれは望ましくない状況ですね。でも人間が集まっている以上汚れてしまうのはしょうがないことです。汚い場所は汚く使ってもいいと思ってしまいがちなので……。僕は落ちていた瓶で怪我してしまったこともあります。早大生だけの場所じゃないからこそ、汚すべきではないと思いますね。だから僕はお掃除企画に参加して、普段も汚さないように心がけています。

 


ロータリーといえば、ゴミや汚れの他にも、喧嘩やどんちゃん騒ぎという印象があります。

酔った人も多いので、そういうのはありますね。しかも酔って寝たり、大声出しすぎたりすると警察の方のお世話になってしまいますし。僕はよく酔っ払った人を介抱してます笑

 

 


そういうイメージもあり、ロータリーに行きづらい人たちがいますよね。特に新入生は怖いかも。そういう人たちにもロータリーの事を知って欲しいと思いますか?それとも今のままでいいと思いますか?

  僕はやっぱりロータリーは誰にでも開かれた場所であって欲しいと思います。いろんな人と交流出来る場所なので。まあ怖がられるのもしょうがないですけどね笑

 


ロータリーツアーとかやってみて欲しいですね

  確かに笑 オープンキャンパスみたいに、これが「馬場のロータリーです」っていうツアー、やりたいですね。でもロータリーにいる早大生ってごく一部なんですよ。いろんな人がいる早稲田大学の中に、ロータリーが大好きな人たちもいるっていう感じです。

 


ロータリーで、どのくらい友達できましたか?

  たくさんです。このまえロータリーで知り合った友達と遊びに行きました。新歓期とかは友達ができやすいです。みんなあんまりグループでも固まってないので。一年生同士で気まずそうにしてる子とかいたら、そこに入っていって「どこのサークルですか?」って、話しかけちゃいます笑 初めて会った人とかは名前メモしたりして、次会った時もちゃんと話せるようにしてます。大学生活の中で、サークルなんかも含めて出会える人って限られてるので、一つ一つの出会いを大切にしたいと思っていて。僕にはない世界観持ってる人とか、面白い人とか、たくさんいますし。あと早大生だけじゃなくて、この間学習院の人と友達になりました。他大学のサークルが乗り込んできたりもしますし笑 あと高田馬場って学生街で飲屋街でもありますが、とても外国人が多い街でもあるんです。同じロータリー仲間の先輩が、ロータリーで出会ったミャンマー人とお付き合いしたということもありました。 ロータリーで知り合ったミャンマー人の女の人とその先輩がfacebookを交換して、また後日会ったんです。先輩がその方に連れ添ってあげているうちに夜も更け、朝にはお付き合いされたらしいです笑

 


それはすごい。ロータリーきっかけの恋愛ってアツいですね笑 邑田さんご自身はそういう経験はないんですか?

  そんな大きな出来事は、あんまりないですけど……。二人で抜け出しちゃったくらいなら笑


ロータリーはいろんな意味で出会いの場なのですね。もしそのロータリーがなくなったらどうします?

  それは彷徨っちゃいますね笑 代わりになる場所はないです。ロータリーだけのコミュニケーションの形があるので。お店とかで隣の席の人に話しかけるのってやはり難しいんですが、ロータリーだとできちゃいます。あのカオスな場所だからこそですよね。早大生にとってのロータリーのような場所って、中々ないと思います。池袋とか渋谷の駅前とかで、同じようなことができるかといえば難しいです。そういう点において馬場のロータリーは唯一無二の存在だと思っています。

 


この頃ロータリーにたむろすることに関して、大学からの規制が厳しくなっているように感じます。(新歓コンパではロータリーを集合場所として使ってはいけない、など)それに関してどう思いますか?

  確かに地域の方々に迷惑をかけることもあって、目を瞑ってもらってここまで楽しくできているわけですし、ルールが設けられるのは当たり前だと思います。だから犯罪とかは絶対ダメですね。そこは僕たちのモラルが求められています。ただ、ロータリーに限らず、大学が学生にかける規制っていうのは全体的に厳しくなっていて。それについては、物言う学生が減ってきたのかなというふうに感じます。

 


最後に、邑田さんにとってロータリーとはなんでしょうか?

ロータリーは誰でも受け入れる場所で、僕も受け入れられています。ロータリーは早稲田大学の土地ではないです。ただ、誰でも受け入れるっていう早稲田大学らしさがしっかり現れている場所であることも事実です。人に迷惑かけたり、かけられたり。いろんな人が来ます、だから意見も違うしぶつかり合うこともあります。でもそれを許し合おうとする心がロータリーにはあると思います。誰でも許される場所であって欲しいです。批判的に見る人もいるだろうけど、その人たちの意見も受け入れられるべきだし、それも含めてロータリーで、それは早稲田らしさと言えるのだと思います。

 

 


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