いつも同じフォントでいいの?

大学生は日頃レポート提出やパワーポイントの作成などでパソコンを使って作業しますね。パソコンで文章を作るときには文字サイズ、下線、太字、文字色などを選んで文章を作っていきます。
 
その際、文章全体のイメージを左右する一つの要素がフォントです。教授に提出するものや授業での発表に使うものであれば、明朝体で書くことが多いと思います。
 
「どうせフォント指定されているんだから、明朝体で作ればいいじゃないか。なんでフォントについて考える必要があるの?」と思っている人もいるかもしれません。
 
では、フォント選択の欄をクリックしてみたことはあるでしょうか? そこには可愛い字体もかっこいい字体もあるんです!
どうせ提出の指定だからと明朝体にだけ目を向けるのではなく、他の字体にも少し注目してみませんか。
 
今回のコラムでは少しだけフォントをご紹介します!
 


 

明朝体(ヒラギノ明朝)

今までフォントに興味を持っていなかった人も一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。「明朝体で書かれた文章は少し堅い印象になるな。」と思っている方も多いでしょう。確かに学術的な文章にはぴったりだと思います。明朝体にも様々な種類があるんです。

 

例えば、こちらは光朝です。Wordでいつも使用する游明朝体とは少し雰囲気が違いますね。光朝ははっきりとして強い印象です。

もう一つ明朝体を紹介します。これは凸版文久明朝。光朝とは異なって上品でおとなしい印象を持ちます。

 

二つとも明朝体ですが、Wordで主に使用されている游明朝体とは異なる印象を受けますね。なぜでしょうか? 文字のハネやカーブの仕方が異なるからなんです。この少しの違いで文章の印象は全く違うものになるなんて面白いですね!

 


 

ゴシック体(ゴシックMB)

こちらも皆さん一度は聞いたことがあると思います! ゴシック体を使うとポップな文章になりますよね。ゴシック体には角ゴシック体と丸ゴシック体の二つがあるのはご存知でしたか? 丸ゴシック体は字の画の両端や曲がりなどが丸まった書体のことを指します。角ゴシックか丸ゴシックかでも文章の印象が変わるのです。

 

例えばこちらです。

(ヒラギノ角ゴ)
早稲田リンクス 7月イベント ふぉんとのはなし

(ヒラギノ丸ゴ)
早稲田リンクス 7月イベント ふぉんとのはなし

 

いかがでしょうか。角ゴシックに比べると、丸ゴシックは少し柔らかくなりますね。

 


 
文章はフォントで全然違う雰囲気になることがわかって頂けたと思います。
 
今回のイベントではそんなフォントをお仕事にしてるゲストお二人にお話を伺います! いつも同じフォントを使っている人でも、「今日からは違うフォントも使ってみようかな」と思ってもらえるようなイベントになっていますよ。
 
一緒にフォントの奥深い世界を楽しんでみませんか。
 
 
ちなみに・・
このサイトの基本的なフォントは、モリサワさんのウェブフォント「新ゴ」です。

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