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受験生応援コラム

Vol15.夏休み明けの勉強法~生活編~


学習方法を中心に特集した前回のコラムに続いて、今回は『夏休み明けの勉強法~生活編~』を、二本立てでお送りします!
夏休みが終わり、学校行事や様々な誘惑でペースを乱しているあなた! 必見です!!!


■「1日学習設計」のススメ ペンネーム:JJ


夏休みも明け、だんだんと焦りを感じ始めた受験生も増えてきたのではないだろうか。焦ったときほど、自分をみつめ、今やれることを考えていくことが大切になる。
今回は、どこまでも自分を追い込むためのテクニックを伝授したい。
ずばりそれは学習計画を立てることだ。もちろん今さらありきたりな計画方法を提案するつもりはない。
私の言う学習計画とは、朝起きてから夜寝るまでの時間すべてを、あらかじめ分単位で決める、「1日学習設計」だ。
「よし!今週は追い込む週にする!!」と決めたのに、水曜日には計画が頓挫…というのは受験生誰もが経験したことがあるはず。
あるいは、今日一日やった勉強内容を見返して「今日1日何をやっていたんだろうか…」と考えてしまったという経験に心当たりのある受験生も多いのではないだろうか。
誘惑や怠惰な気持ちに負けることなく、その日の成果を実感できる。それが1日学習計画だ!

この方法において、もっとも特筆すべき点は、「スキマ時間」の活用にある。スキマ時間を活用することが、受験の山を乗り越えるうえで非常に重要だということは諸君も重々承知だろう。
ある程度以上真剣に勉強をしている人なら、成績が伸びる人もそうでない人も、まとまった勉強時間に差はあまり見られない。
両者に決定的な違いが出るのは、スキマ時間をどう活用することができるかどうかだ。
限られた1日の時間を目に見えるカタチにすることで、スキマ時間や、今までは気づかなかった無の時間の活用が可能になるのだ!!
あたらしい「1日学習設計」に取り組むために、まず朝起きてから就寝するまでのタイムテーブルを作り、勉強した時間、休憩時間、授業時間、移動時間などを書き込んでみよう。
今までは気が付かなかった意外な自分の生態が見えてくるかもしれない。無駄にしていた時間や、意外に短い勉強時間にハッとした人は、今すぐ明日の設計を始めよう!

ポイントは、実践可能な計画を立てる、ということだ。クッションの時間を作りながら、ちょっと頑張ればこなせる、という程度のボリュームがいいだろう
。 丸1日の計画を立てるので、きつすぎても続かないし、緩くても意味がない。続けているうちに、自分のペースをつかんでいけるので、とにかくまずは1週間続けてみよう!
最終的な目標は1週間単位で計画を立てていくことだが、いかんせんそれは大変な労力がかかる。
私も初めの頃は、計画を立てるのに2時間もかかって、本末転倒だった記憶が…。
はじめは堅実に1日ごとの計画を立てていって、この「1日学習設計」を自分のモノにしていってほしい。

私は浪人生当時、この計画法に出会ってから偏差値を10上げることができた。勉強もスポーツや音楽と同じで、ただ闇雲にそれに時間をつぎ込めば成果として返ってくるというものではなく、自分なりの工夫をし、頭を使って向き合うことがとなって、最終的に実を結ぶ。
今回の「1日学習設計」もそんな工夫の一つとして参考になることを願っている。
ぜひ諸君も、自分なりの工夫を見つけ、努力をし、志望校の狭き門をこじ開けていってほしい。今後も私たちは、門の内側からそのお手伝いをしていきたいと思う。
健闘を祈る。


■合格するための生活習慣 ペンネーム:ドンキーコング

勉強することだけを考えて、日々の生活をおろそかにしていないだろうか。
学んだことを取りこぼさず吸収するために、自分の一日を見直してみよう。

例えば、生活の軸になる睡眠。勉強時間を確保するために、寝る時間を削る受験生は多い。
だが、あまりにも少ない睡眠時間では記憶の整理やその日覚えた情報の取捨選択が間に合わないし、翌日の体調にも影響が出てしまう。
いくらその日のうちに終わらせておきたい内容があったとしても、睡眠はしっかりとろう。
集中力が続かないときは、思い切って昼寝を挟んでしまうのもいいだろう。
15~30分という短い時間なら、寝覚めがよく頭もほどよくすっきりする。
昼寝でなくても、ジョギングや体操などの軽い運動は脳が活性化されるので、勉強がうまくいかないときは実践してみるべし。

受験期は健康が何よりも大切。試験当日に体のコンデションが悪くては今までの苦労も水の泡だ。
食事はしっかり摂ろう。
とはいえ夜食はあまりおすすめできない。胃への負担が大きいだけでなく、睡眠も浅くなってしまう。
とにかく夜型になりがちな受験生活。気を付けよう。
最後に、めざましい効果が発揮される保証はないが、筆者の受験生時代の生活サイクルを少し紹介したい。

おそらく他の人と大きく違った点は、睡眠に入る時間だろう。夜の8時ごろにはベッドに入り、翌日の3時ごろには起床していた。
深夜から未明にかけての時間帯は、あたりがとても静かで勉強しやすい環境だ。
いつも見るようなテレビ番組はやっていないし、友達も誰一人起きていない。
そんな状況ですることといったらもちろん勉強しかない。誘惑に弱い人にはおすすめだ。

受験なのだから少しの無理くらいしなければと、不規則な日常を許してはいないだろうか。
合格を勝ち取るための精神的余裕は、肉体的余裕、すなわち健康から。
夏休みという大きな山場を越えた今、さらなる飛躍のために、効率よく知識を取り入れられる生活を手にしよう。 何より大切なのは、悔いなき受験生生活を送ること。 筆者は、早稲田大学で皆の笑顔を待っている!!



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